パチンコ・パチスロで初登場となる本コンテンツは、「このライトノベルがすごい！2020」の文庫部門 総合・新作において1位を獲得し、2023年にはTVアニメ化もされている。パチスロのほうは、STと疑似ボーナスをループさせるタイプ。原作に倣い、「七」や「7」がキーポイントとなっている。

通常時は、直撃またはチャンスゾーン(CZ)経由で疑似ボーナスを目指す。CZは、小役が揃うほど期待度がアップする「剣花団チャンス」、中リールに魔剣目「白七・スイカ・白七」が停止すれば成功となる「魔剣チャンス」、これら2つがミックスされた「デュアルチャンス」の3種類があり、期待度は順に約40％、約46％、約73％。「デュアルチャンス」で両方クリアした場合は、かなりの恩恵を受けられるようになっている。

直撃またはCZクリアで発生する疑似ボーナスは、30G継続かつST濃厚の「プロローグBONUS」か、20G継続でミニキャラを6人集めればST突入となる「キンバリーBONUS」の2種類。純増は両者とも約4.0枚/G。STは20G＋2Gという構成で、バトルが7種類、勝率は約77％と「7」にこだわっている。

STのバトル勝利で発生するのが、白七揃いの「魔剣BONUS」。40G＋α継続し、純増は基本的に約2.7枚/G。ゲーム数を上乗せしながら、次回STの対戦相手を昇格(プレイヤーにとって有利に)させていく。魔剣目高確や強化魔法高確率(チェリーで上乗せ濃厚になるなどの状態)もあり、ゲーム性は多彩。

出玉獲得の流れをより面白くしているのが、「七つの支配トリガー」。STバトル勝利の一部、AT中のレア役の一部など、多彩な契機から突入する。スタートレバー、各ストップボタン操作時に複数回フリーズが発生し、そのたびに上乗せゲーム数が増えていく「奈落を渡る糸」、純増と上乗せ性能が2倍にアップする「Dual Dominate Mode」など7種類があり、どれか一つでも発生すればいわゆるツラヌキに期待できる。この場合のループ率も約77％。

先ほど「デュアルチャンス」で両方クリアした際は恩恵があると述べたが、「魔剣BONUS」＋「Dual Dominate Mode」が濃厚となっている。初当たりを引く前に激アツ状態を味わえるわけで、本機の魅力はおそらく七つにとどまらない。