パチンコ業界初登場のコンテンツで、通称は「暗殺貴族」。原作のライトノベルから漫画化・TVアニメ化とメディアミックスされており、アニメは第2期の制作が決定している。パチンコのほうは、ラッキートリガー(LT)の期待出玉が11,000個オーバーにもかかわらず、その突入率が意外に高いことが大きな特徴になっている。

初当たり確率はライトミドル帯の1/206.0だが、体感の大当たり確率(＝図柄揃い確率)はミドル並みの1/319.5という、LT搭載機特有の流行りのタイプ。初当たり出玉はすべて300個で、図柄揃い大当たりの約60％で「暗殺RUSH」に突入、同約40％で「チャンスタイム」に移行する。何もなしに通常時に戻ることはない(図柄が揃わない「暗殺チャージ」を除く)。

「暗殺RUSH」中の図柄揃い確率は1/99.9、ST回数が145回のため、継続率は約77％。大当たりの振り分けは、出玉3,000個が約25％、1,650個が約50％、300個が約25％となっている。出玉3,000個の際は必ずLT発動となり、上位の「世界最高の暗殺RUSH」に突入。ST回数が163回に増えるため、継続率は約81％に跳ね上がる。この際の期待出玉は、突入前の平均約4,936個と突入後の同約6,826個とを合わせて約11,762個。

約40％で移行する「チャンスタイム」では、図柄揃い確率が1/244.5、ST回数が70回なので、ここでの大当たり期待値は約25％。そして、当たった際の移行先は「世界最高の暗殺RUSH」に限定されている。「暗殺RUSH」経由のルートと合わせるとLT発動確率は約1/863であり、体感がミドルタイプの機種としてはかなり高い部類といえる。